タケノコ

筍 たけのこ タケノコ

4月も下旬になりポカポカ陽気の日が続いています。
そろそろたけのこの収穫時期ですかね。たけのこご飯やタケノコ汁など今から楽しみです。
そんなたけのこですが、収穫後のあく抜きの仕方はご存知でしょうか?

一般には、米ぬかと鷹の爪を入れてのあく抜きが有名ですが、ちょっと特殊なあく抜きもあります。ありますというか・・・あるようです。いや・・・あるみたいです。
それは・・・

「たけのこを一晩コンクリートの上に置いておく」

これは講談社の週間少年マガジンで1986年から1989年まで連載されていた料理漫画「ミスター味っ子」に掲載されたアク抜き方法になります。実際には、鷹の爪と米ぬかであく抜きをした後にコンクリートの上に一晩おいておくとすっかりあくが抜けるというもの。これは、ネットで調べると実際に試した方もいるようです。しかもきちんとあくが抜けているという。

たけのこが手に入ったら覚えていればぜひやってみたいものです。

ちなみに「ミスター味っ子」には他にも「冷えたお弁当を温める方法」が紹介されていました。これは、弁当箱の下に「生石灰(酸化カルシウム)」と水を入れた袋を入れておき、食べる直前に水を入れた袋を楊枝でつついで破くことで、生石灰と水を反応させることによる発熱反応で冷えたお弁当が温まるというもの。確か「駅弁対決の回」でやっていたような記憶があります。
この知識は高校化学でも「生石灰+水→消石灰+発熱」の知識で教科書にも登場しますし、現在販売されている駅弁の一部にはそういった仕掛けが付いているものもあります。

仙台名物牛たん弁当です。
この弁当は紐を引っ張るタイプですが、反応経路は同じです。中に生石灰と水が入っていて化学反応によってお弁当があったかくなります。いやむしろ手に持つのも大変なくらい熱くなります。