信大附属中情報

10月3日に実施された信大附属長野中学校の入試について、本年の特徴を実際に受験した塾生の報告をもとに述べてみたいと思います。
①問題は易化傾向、競争は激化傾向

信大中の入試は非公表ですので細部については不明ですが、受けた受験生の感想としては

「全般に易しかった」

というものが多かったです。科目別では国語が説明文の読解問題、算数は小問集合形式で折り曲げた図形の角度問題や文字を使った式などよく見るタイプの標準問題でした。理科はインゲンマメの発芽条件など考えさせるタイプの問題が多く、最後に環境問題に対する記述が出ています。社会はグラフから読み取る形式と歴史の平安時代まで。理科社会ともに6年の1学期内容までの出題でした。
一方受験者数は不明ですが、連絡入学者も合わせて試験当日400人以上は来ていたと思われ、昨年並みかそれ以上の競争倍率になると思われます。ただし、併願者が多いためいわゆる補欠合格も多く出ると予想されます。

②面接・作文は例年通り

午前中の作文テーマは「友達に感謝すること」で、400字作文です。例年良く出るタイプのテーマですので対策はしやすかったでしょう。一方、面接は集団形式で6人程度のグループが面接官の質問に順次答えていくものです。志願理由や小学校生活、中学校生活などの簡単な質問を簡潔に答える形式で、こちらも例年通りと言えます。

③来年度受験に向けて

今年入試日程を1か月遅らせた信大中。ここ数年の傾向として「屋代附中のすべり止め」という位置に甘んじています。競争倍率自体は上昇傾向にありますが、実質的な合格ラインはそれほどでもないと考えられてきました。しかしながら長野高校への進学率は極めて
高く、私立に比べ学費の安さもあるため、一定の人気は保っています。日大中の大学進学率がやや頭打ち傾向であることを踏まえると、易化する可能性は低く、倍率も高い状態が続くでしょう。
合格するには、何より4科目すべてを高いレベルでミスなく解く学力が要求されます。また、知識よりも思考を見る問題が多いので、普段から「なぜそうなるか」を考えた学習を心がけましょう。