高校化学 物質量計算

高校化学で多くの高校生が最初に苦労する計算が

物質量計算

物質量の単位は「mol」を使います
例えば、

鉛筆12本=1ダース
卵10個=1パック

など、ある特定のまとまりにしたものを「ダース」や「パック」として扱いますが
高校化学でも同じように特定のまとまりを作ったものを「mol」という単位で扱います
そのまとまりの個数は「アボガドロ定数」とも呼ばれており

6.0×1023個のまとまりを「1mol(モル)」として定義していきます

さて、ここからが少し面倒で
「g(質量)」から「L(体積)」への変換や、
「L(体積)」から「個数」への変換など、
必ずこの「mol」を経由して変換していくことになります

そこで、次の3パターンの計算式はぜひ覚えておきたいものになります

【パターン①】 g(質量)からmolを求める

mol = g(質量)÷ 分子量(原子量)

【パターン②】 L(体積)からmolを求める

mol = L(体積) ÷ 22.4

【パターン③】 個数からmolを求める

mol = 個数 ÷ 6.0×1023

これらの使い分けは、問題文の中にある数値情報をもとに
①~③のどの計算式を利用するか判断すれば良いです