筆記具の持ち方

近年、文字が綺麗にかつ正確に書けない、乱雑な字しか書けない生徒が増えてきているように感じます。

雑な字やクセのある字は、新しい知識定着や学習における集中力、思考力などすべてのブレーキになってしまいます。特に理系科目では途中式がその次の問題へ活用されることが多いため、自分の字の読み間違い等の初歩的なミスはなくさなければなりません。
また、国立大学の2次試験は完全記述式のため、いかに試験官に自分の考えを読み取ってもらえるかという点でも普段から相手が読みやすい字を書くことが重要となってきます。

ところで文科省の調査によると、現在正しい筆記具の持ち方が出来る人は現在1割にも満たないそうですが、その一方で、東大生の約8割が正しい筆記具の持ち方が出来ることのことです。
これを機会に普段から字を雑に書いている生徒は、筆記具の持ち方も意識していってもらいたいと思います。
ただし、次を綺麗に書くことを意識しすぎて内容をおろそかにしないように注意が必要でしょう。