中学受験算数 第8回つるかめ算

ペン太「先生、今日もよろしくお願いします。」
先生「よろしくね。さて、今日はつるかめ算について勉強してみよう。」
ペン太「つるかめ算ですか・・・ツルとカメがどうしたんですか?ケンカするとか?」
先生「アハハ、さすがにケンカはしないけど、確かに入試算数としてはおもしろい名前だよね。でね、ペン太くんに聞きたいんだけど、ツルって足は何本?」
ペン太「えーと、鳥だから2本ですね。」
先生「ではカメは足が何本かな。」
ペン太「そりゃ4本です。・・・それがどうしたんですか?」
先生「このツルとカメの足の本数について、次のような問題があるんだ」
【例】ツルとカメがあわせて12匹います。足の本数の合計は28本です。ツルとカメはそれぞれ何匹ですか
ペン太「うーん、問題の意味はわかったけど、これ答え出せるんですか?なんかヒントが少ないように思えるけど・・・」
先生「そうなんだ。このつるかめ算は独特の考え方が必要でね、大事なことは『仮定してみる』ってことなんだよ。」
ペン太「仮定するって、どういうことですか?」
先生「たとえばね、もしも12匹全部がツルだったらって考えてみようか。」
ペン太「はい。・・・えーと、その場合は2×12=24で、足は24本ですね。」
先生「そうだね。でも実際には28本だよね。」
ペン太「つまり28-24=4だから4本違いますね。」
先生「その通り。ところでツルとカメの足の本数って違いは何本だっけ?」
ペン太「えーと4-2=2で2本違いですね・・・あ、そうか。わかりました。さっきの4本違いを2で割って4÷2=2 つまりツルをカメに2匹変えればいいんだ。」
先生「ご名答。なお12-2=10だからツルは10匹だよ。つるかめ算では
全部ツルと仮定して考えて違いに注目する
というのがコツなんだ。」