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高校化学 「分子量」と「式量」
高校化学の学習初期に
原子量
分子量
式量
という用語が出てきます
原子量とは、簡潔に言えばある一定のまとまりを作った時の重さのことです
なお、原子量は問題文等に記入してあるので特に覚える必要はありませんが、
代表的なものだけ覚えておくと、計算がよりスピーディーになります
また、分子量は原子量の総和になります
例えば、
水素の原子量は、1.0
酸素の原子量は、16
このことから、水分子(H2O)の分子量は
1.0 + 16 × 2 = 18
になります
式量も、分子量と同じく原子量の総和になります
例えば、
ナトリウムの原子量は、23
酸素の原子量は、16
水素の原子量が、1.0
水酸化ナトリウム(NaOH)は
23 + 16 + 1.0 = 40
となります。
計算方法はどちらも同じく、「原子量の総和」になります
分子式で表示されるものは、「分子量」
組成式で表示されるものは、「式量」
単純に、呼び名が変わるだけです
ちなみに、分子式と組成式の違いは
金属元素を持たない ⇒ 分子式
金属元素を持つ ⇒ 組成式
というように、簡単に覚えてしまっても構いません

長野県入試 平均点発表
先月、長野県教育委員会から令和7年度長野県後期選抜の平均点が発表になりました。この結果の講評と来年度入試の展望について説明したいと思います。
入試易化。久々の平均300超え
本年度入試はすべての科目で前年を平均が上回る易化入試でした。5教科の合計平均が300点を越えるのは令和2年度入試以来で、過去20年間でも3番目に高い点数でした。長野県後期選抜は例年270点前後の平均で推移していますので、易しく感じた受験生が多かったことでしょう。特に社会科は過去20年で最も高い平均点でした。また、3年連続で平均点が上昇しています。(但しこの傾向が来年度も続くと考えるのは早計です。)
一方で、合格基準点も全体的に高めだったようです。当塾の塾生たちの入試結果等を分析していくと、例えば屋代高校は素点ベースで350点程度あたりが合否ラインになったようです。(実際には調査書にも関係します)競争倍率が高い学校では、合格基準点もかなり上昇したようです。このような高得点入試ではミスが命取りになる入試と言っていいでしょう。正答率が高い問題を確実に得点する力が要求されます。
この結果はあくまで今春入試の話ですが、実は今の中3生の学習にも関係します。なぜなら、現中3生が夏休み明けから取り組む「総合テスト」では、今春の入試傾向が反映されやすいからです。(テストを作成する側は、なるべく最新の入試傾向を参照して作成します)まずは早い段階で入試過去問に取り組み、難易度を実感してみると良いでしょう。
来年度入試の展望
さて、来年度の長野県後期選抜の展望ですが、一転して難しくなる、と考えるのが良さそうです。過去20年のデータで見ると、4年連続で5科平均点が上昇するという例は一度だけあるのですが(平成28年~令和2年)最終年の令和2年の平均が303点でした。どうやら300点を超すと、翌年は確実に平均が下がるように調整するようです。今回も3年連続で平均が上昇しましたが、やはりデッドラインの300を超えてしまったので、来年度は下がる可能性大なのです。しかも、過去の例からするとかなり平均が下がる可能性があります。長野県入試の過去問を解く際に、令和7年度の難易度を基準に考えるのは危険です。最低でも過去3年分(出来れば5年分)の問題を解いて、入試難易度を実感しておきましょう。
入試過去問に取り組む際の注意点
さて、中3受験生が入試問題に取り組むタイミングですが、詳細は前回の記事を参考にしてほしいのですが、ひとまず「夏休みにやってみる」のがおススメです。やはり時間的に余裕がある段階で取り組むのが良いでしょう。ただし注意点があります。①英語や数学は一部未習単元が出てくるので、夏の段階では基本レベルの問題のみ取り組む②理科や社会も同様に未習単元が一部あるので、解ける単元のみやってみる③解説のしっかりしている問題集を購入して解くと分かりやすい(県教委からのダウンロード版だと簡易解答しか入手できません)
なお、一部の中学校の総合テストでは、長野県以外の今春入試問題(およびその類題)が出題されることがあります。秋以降学校テスト点を上げたいと考えている皆さんは、他の都道府県入試の過去問に取り組むのも有効です。学校配布の問題集(整理と対策やマイペースなど)がある程度終わっていれば、入試問題集に本格的に取り組むことをおススメします。
(最後に)
来年度長野県入試では難化が予想されます。その中味ですが、傾向として「記述問題・思考力問題」が増えていくことでしょう。(全国的な傾向です)したがって、対策をする際は差がつきやすい記述問題や思考力問題をじっくり考えて解くことが有効になります。ふだんから、やや難し目の問題に取り組んでおくと本番入試で大きなアドバンテージになるでしょう。もし自分でそうした学習をしていくのが不安な場合はぜひ学習塾などもうまく活用していくとよいでしょう。
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