陽気が暖かくなり、花が芽吹く時期となりました。
今年も桜の開花宣言がニュースで話題になるかと思いますが、梅の花もお忘れなく。桜が咲く時期は3月上旬~4月上旬にかけてですが、梅の開花時期は桜よりも少し早く、2月~4月にかけて。今週は長野も暖かくなり梅の花もちらほらと咲き始めるかもしれません。

諸説ありますが、梅はもともと中国から渡ってきたと言われています。それも花の観賞用ではなく「解熱剤」や「咳止め」などの薬用として伝わってきたようです。現在のように梅干しとして食するようになったのは江戸時代で、当時は大晦日や節分にお茶に梅干しを入れて飲む習慣があったようです。

ちなみに、6月6日が「梅の日」として制定されており、さかのぼること450年ほど前、日本中が晴天続きで雨が降らず作物が育たない時期がありました。神様のお告げにより加茂神社にて梅を奉納し祈ったところ、たちまち大雨が降り始めた話があります。この天恵の雨を当時の人々は「梅雨」と呼んだそうです。そんなウメェ話が話があったんですね。梅だけに。