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中学社会 やはり暗記は大事?
「社会科は暗記科目」という印象を持っている人も多いと思います。しかし近年、長野県公立入試においては(全国の公立入試においても)いわゆる単純暗記では解けないタイプの問題=思考力・記述力タイプの問題が増えてきています。では、今の生徒たちには本当に「暗記は不要」なのでしょうか?実際に長野県公立入試の出題例を参考に検証してみたいと思います。
①「単純用語記述」は激減
最新の令和7年度長野県入試と、10年前の平成27年度入試の社会科を比較すると
令和7年→単純語句:6問[15点] 平成27年→単純語句:18問[34点]
・・・なんと半減しています。いわゆる一問一答タイプのような暗記問題は確実に減っています。社会科=用語暗記という図式は変わりつつあるようです。
②「記述問題」は変化なしだが配点増
一方、記述タイプの出題についてはどうでしょうか。
令和7年→短文記述:8問[27点] 平成27年→短文記述:8問[18点]
こちらは出題数自体は変わりませんが、配点が増えていますね。特に最終問題は字数制限が60字と、短文にしてはやや多めの量です。高得点を狙うには、記述問題の対策は必須ですね。
③「思考力タイプの記号選択」がカギ
さて、用語暗記が減り、記述問題は変化なしとすると、何が増えたのでしょうか?・・・それは記号選択問題です。但し、出題数が増えたというより、配点が大きくなりました。(出題数はむしろ減っています)この記号問題、難易度が上昇しています。いわゆる思考力問題と呼ばれる知識だけでは正解にならない問題が増えているのです。例えばグラフなどの資料を読み取って答える問題や、対話形式で発言に対する正しい評価をする問題などです。下の例はグラフを正しく読み取ることが目的の出題です。

(参考:令和6年度長野県入試 地理分野からの抜粋)
では、高校入試に向けた社会の学習で「暗記は不要」と言えるでしょうか?・・・結論からいえばノーです。やはり教科書の基本事項は最低限理解する必要があります。目安でいえば、教科書に太字で書いてある用語は最低限覚えておきましょう。なお、教科書をしっかり読んでおくことは、記述対策にもなります。記述問題で点を落としている皆さんは、問題集を解くよりも教科書を読み直した方が点数アップにつながることが多いです。
(まとめ)
社会科は以前よりも「暗記に頼る問題」が減りました。但し、それは暗記しなくてよい、ということではありません。必要最低限の知識は覚えましょう。その上で、高校入試に向けて記述対策や思考力問題を積極的に取り組むようにするとよいでしょう。
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