合格鉄則① 志望校の設定と合格イメージ 

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大学合格 鉄則その1
志望校の設定と合格イメージ
●Point 1 具体的なイメージが、勉強への推進力になる!
 皆さんは何のために受験勉強するのですか? テストの点数のため? 学年順位のため? 模試偏差値のため? もちろん、そのような抽象的な数字のために勉強しているわけではありませんし、そのような数字のための勉強は、ひどくつまらなく、モチベーションがあがらない(ヤル気がでない)ものです。ですから、具体的な志望校をしっかり決めるのです。そして、そこの大学に合格する自分をしっかりと想像するのです。このような具体的なイメージが、「あの大学に行きたい!」という強い欲望に変わり、それが勉強への強いモチベーションになり、推進力になるのです!
●Point 2 志望校をただちに決めよ!
 まだ志望校が決まっていない人は、とりあえずでいいので、まず志望校を一つ決めましょう。「とりあえずでいいのか?」という疑問の声も聞こえてきそうですが、いいのです。まずは、基準となるべき大学を決めるのです。そして、その基準となる大学と、他にもう一つの大学を調べます。そして「2つの大学で、どちらに行きたいか?」を考えます。行きたい大学が変われば、そこで志望校を変えればいいのです。このように、志望校は徐々に調べながら決めていくものですし、また調べている途中で変わっていくものなのです。ですから、最初の基準になる大学は、どこでもいいのです。「志望校を決める!」などという大げさな言葉に惑わされず、「とりあえず基準となる大学を決める!」という気持ちで、気楽に考えましょう!
●Point 3 最低10校は学校案内を取り寄せよ!
 とりあえずの志望校(基準となる学校)が決まったら、そこの学校を含め、最低でも10校の学校案内を取り寄せよう。私立大学の場合はほとんどは無料だし、国公立大学の場合でも郵送料数百円かかる程度だ。そして、送られてきた学校案内で、まずは大学の外観や校舎の様子、キャンパスの風景や学食などの写真をしっかり見て、その中で大学生活を送る自分をイメージしてみよう! 大学生活は勉強ばかりではない。サークルや学生生活の話なども学校案内には載っているから、それをチェック! もちろん、大学で学ぶ勉強も重要だ。学部案内や講座案内、さらには就職先なども学校案内には載っている。このように、学校案内をチェックし、さらにネットでさまざまな情報も調べよう。
●Point 4 自分の大学生活を具体的に想像してみよう!
 大学案内を取り寄せ、ネットで調べ、どこに住む? どのサークルに入る? 何を研究してどのゼミに入る? どこに住んで、どんなバイトをする? 大学に合格し、そこで大学生活を送っている自分を具体的に想像してみよう! この具体的なイメージが、「ああ、この大学に入りたい!」「ここで大学生活を送りたい!」という気持ちになってくれば、自然と勉強したくなるよね! 先ほども書いたように、「この大学に行きたい!」という強い気持ちこそ、勉強への強いモチベーションになり、推進力になるのです! 勉強がイヤになったら、自分の行きたい大学のことを考えよう! 絶対「勉強しなくちゃ!」っていう気持ちになるはずだ!
●Point 5 自分で調べなければ、行きたい大学も将来の夢も見つからない!
 よく「行きたい大学がない」「将来の希望がない」という人がいるが、そういう人は、「大学や将来を調べる」ということを、自分から能動的にしていない人だ。よく考えてほしい。興味のないものに好きや嫌いはあるか? 何も知らない世界になりたいやなりたくないあるか? 人間は本能だけではなく学習で生きている。いろいろなことを学ぶ中で、徐々に好きや嫌い、なりたいやなりたくないが生じるのだ。そしてそれを学ぶのは他でもない、自分だ。ただ、学校の言われるままに漫然と受動的に進路講演を聞いても、なりたいものは生まれない。自分で調べるんだ! 高校生は、これから先の人生を、誰かが決めてくれることはない。ここからは、すべて自分で決めていくんだ。自分から、本気で調べて、何かを探そう