清泉女学院中情報

5月9日に開催されました清泉女学院中学校の保護者および学習塾向け説明会に参加してきました。当日は善光寺御開帳真っ只中の大渋滞でしたが親子合わせ100名以上参加する熱気にあふれた説明会でした。

①1期生の大学進学実績について

詳しくは清泉のHPにて公開されていますが、お茶大・筑波大や慶応・上智などの超一流大学に現役合格しています。初年度の人数35名という数字を考えればとても優秀な結果であったといえるでしょう。長野高校と比べると見劣りするものの、長野吉田や長野西よりも質は高いと感じる結果でした。

②県下唯一のミッションスクールとして

大橋校長先生と上野教頭先生の両先生がともに説明会で強調されていたのが「心を豊かにする学校」という点です。公立中学校でのいじめや不登校などが続く現在、キリスト教に基づく心の修養に力を入れる同校の存在感は増していると感じます。実際に進学実績よりもミッションスクールであることを理由に清泉を希望するご家庭も少なくないそうです。なお、そうした教育の一環として中3時に実施される「オーストラリア研修」を効果の面からも強調していました。

③2016年度入試に向けて

入試そのものに大きな変更はありません。過去問は毎年説明会時に配布しており、ある程度出題傾向は固まってきているといって良いでしょう。ここ数年競争倍率がそれほど高くなかったため、実質的な合格ラインは低めでしたが、本年は1期生の大学入試結果が出たため人気が上昇すると考えられます。過去問と同レベルの内容で60%以上得点できるように力をつけておくと良いでしょう。なお、配点は非公表ですが親子とも面接が課されます。質問内容は例年似たパターンが多いので予め練習しておくと良いでしょう。

長野日大中や屋代附属中、文化学園中など北信地域における「中高一貫校」の選択肢は多くなりました。そうした中で清泉中は「少数精鋭のミッション系女子中」という他中学にない特徴があります。従って一定の人気が続くと考えて良いでしょう。難易度は上昇傾向にあると考えて対策をすることが大事です。