「コウノトリ」って知ってますか?

「コウノトリ」ってご存じですか?赤ちゃんを運んでくるという、あの「コウノトリ」のことです。

戦後の混乱期に激減し、「トキ」とともに特別天然記念物に指定されていたのですが、1980年代に野生種は絶滅。近年ロシア・中国から譲りうけた数羽から人工繁殖に成功し、野生種として兵庫県や福井県で放鳥が実施されるまで個体数が増えているそうです。

なんとその放鳥された数羽の「コウノトリ」が長野県の上田市の塩田平に飛来しているそうな!ぜひ一度見に行ってみたいのですが、大勢人が集まってくると、きっと逃げてしまって再びは来なくなってしまうかも。人工繁殖で増えた鳥なので、人を怖がらないかもしれないですが…。

ウナギやトノサマガエル等々、我々がつい最近まで身近に感じてきた動物が絶滅の危機に瀕している現実。絶滅の原因をつくっているのは私たち人間なんですよね。現代人は営々と築いてきた文明を最大限に謳歌しています(もちろん私も含めてですが)。便利さを追求するということは、他の生物を存亡の危機に追い込んでいるということですよね。何か一つでも「我慢する」、何か一つでも自然に対して「優しくする」などが、現代文明人にできれば、これ以上絶滅種を増やすようなことはないと思うのですが…。

おいしいウナギが食べたい!やさしいトノサマガエルの鳴き声がききたい!これらの生物がくれぐれも、「トキ」や「コウノトリ」のように「 」付の生物にならぬよう願うばかりです。