おなら

へぇ~


室町時代に宮中に使える女房たちが、彼女たちだけに通じる隠語として使い始めた言葉があります

女房詞

ある言葉の一文字目をとり、そこに「もじ」を付ける遠回しの言い方がその当時流行っていたそうで、たとえば「しゃもじ」
これは、「杓子(しゃくし)」の「最初の言葉+もじ」で、「しゃもじ
「浴衣(ゆかた)」の場合は、「もじ」などなど。
これに似た女房詞として、「」をある言葉の最初に付けて語尾を省略する言い回しもありました。

おしりから出る、「ぷぅ~」という音。いわゆる「おなら」のこと。

宮中に使える女性たちにとって

「屁ぇ出ましたね、あなた!屁が出ましたね!」

と言うのは・・・なかなか恥ずかしいこと。

そこで、

「あれ、今、音が鳴りましたね!?」

ということで、「鳴らす」の前に「」つけて語尾を省略した「なら」という言い回しが出来ました。これが今日の「なら」の語源だと言われています。

へぇ~ なるほど

子どもの絵本に「おなら」が出てきたので少し調べてみました。

他にも「田楽(でんがく)」に「お」を付けた言い回しで「おでん」もそれが語源になっているという話です。