「日本人」と「色」
2018/9/25  時習館高等部室長 中澤増咲

 


夏も終わり、本格的な秋のシーズンに突入です。
ごきげんよう 私です。

ところで皆さんは、何色が好きですか?

古来より日本人は「色」を様々な言いまわしで表現してきました。
単純な、青や赤や黄色という表現だけでなく
自然界の中にある様々な物の名前を使い、微妙ニュアンスの違いを絶妙に表現してきました。
例えば、「瑠璃色(るりいろ)」と「瑠璃紺(るりこん)」

 

【瑠璃色】
濃い紫みの鮮やかな青色で、仏教の七宝の一つである「瑠璃」の宝石色にちなんだ色。
透明感のあるその色合いは、静かでかつ幻想的な深海を思わせるため
今現在でも人気がある色の一つです。
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【瑠璃紺】
瑠璃色がかった濃い紺色で、仏の髪などの色として仏教典にも使われている色。
瑠璃色とは微妙に異なった色をしています。
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この微妙な色の差、分かりますか?