◆言葉が持つ力~
2017/10/17  時習館ゼミナール塾長 森山剛志

「言葉」って不思議な力を持っています

 

例えば、
悲しい、悲しい、悲しい、悲しい・・・」とずっと言い続けると、
本当に悲しい気持ちになるものです。

あるいは、
楽しい、楽しい、楽しい、楽しい・・・」とずっと言い続けると、
本当に楽しい気分になったりします。

 

私たちはが物事を考えるときには「言葉」を使っているわけですから、
当然、「言葉」と私たちの「思考」や「感情」は密接な関係にあります。

 

一般的に、私たちは、
まず、「思考」で考え、「感情」を感じ、
その後、その内容を「言葉」としてアウトプットすると考えがちです。

しかし、まず「言葉」が先にあって、
その後、その言葉に対して、
私たちの「思考」や「感情」が影響を受けることも当然ありうるのです。

 

昔の人々が、言葉には「霊なるもの」があり、
その力を「言霊(ことだま)」と呼んだのは、
このような事情によるものとして説明できます。

 

私は、常日頃から、子どもたちに、
「できない!」わからない!」「無理!」
という言葉をできるだけ言わないよう求めています。

だって、
「できない、できない、できない・・・」って言っていたら、
本当にできなくなっちゃいますからね!

「わからない、わからない、わからない・・・」って言っていたら、
「無理、無理、無理・・・」って言っていたら、
本当にわからなくなって、無理になっちゃうんです。

 

ふだんの生活から、
「やればできる!」
「がんばる!」
そういう前向きな言葉を、
できるだけ口にしていくことが大事だと思います!