中3ステップアップ講座
本日は、中3ステップアップ講座を行いました。
今年のステップアップ講座は、個別形態で行っており例年以上に個々への的確なアドバイスが出来ているかと思います。
担当した数学では、今回「場合の数」を扱いました。
中学生では「樹形図」を利用して解く問題において、計算で求められる方法を教えると生徒たちからは「へぇ~!」とか「スゴイっ!」といった声も。
実際には高校入学後に詳しく扱う内容ではありますが、中学生でも十分利用できる計算なのでまた自宅等で復習してもらえればと思います。
二糖類
二糖類。それは、単糖と単糖の合体!
αーグルコース + α-グルコース → マルトース(麦芽糖)
マルトースは、別名麦芽糖とも呼ばれ麦由来の糖ですね。マルトース名の中にある「molt」という語はビール好きなら知っている「モルト」という語源。麦を主成分とするビールは、モルトビールなど名前を聞いたことがある人もいることでしょう。
このマルトースは、αーグルコース同士がグリコシド結合によって結びついた「二糖」の一つ。
ヘミアセタール構造をもつため、還元性を示します。このように還元性を示す二糖を還元糖と呼びます。
マルトースを分解する酵素は、「マルターゼ」で、名前が似ているため覚えやすいかと思います。
そして忘れちゃいけない「スクロース」
砂糖の主成分であるスクロースは、別名「ショ糖」とも呼ばれています。
αーグルコースとフルクトースがグリコシド結合によって結びついた形をしていますが、こちらはヘミアセタール構造が脱水された状態となるため、還元性を示しません。そのためショ糖は「非還元糖」に属します。
ちなみにショ糖の分解酵素名は「インベルターゼ」。ムムム、覚えにくい。。
このインベルターゼは、別名「スクラーゼ」とも呼ぶのでこちらで覚えておいても良いでしょう。
また「ラクトース」という二糖もあります。
別名、「乳糖」ともよばれコンビニ等でアイスのパッケージをみると「ラクトアイス」と書かれてあることがあります。その「ラクト」というのが乳糖の意味。ラクトースは哺乳類の母乳に含まれています。
ちなみにラクトースは、βーグルコースとガラクトースがグリコシド結合によって結びついた二糖で、ヘミアセタール構造をもつため還元糖に属します。なお、ラクトースの分解酵素名は「ラクターゼ」。これも名前が似ているため覚えやすいと思います。
単糖類
現在、高3化学講座では「糖類」分野を学習中。
何が面倒かって、αーグルコース、βーグルコース、フルクトース、ガラクトースの構造式が似たり寄ったりで覚えるのが面倒。OHの位置によってα型かβ型か違っていることに注意が必要ですが、これがあやふやだと問題が解けないことがあります。
ちなみにグルコースは別名「ブドウ糖」とも呼ばれています。その名の通り「ぶどう」由来の糖で、広く生物の体内に存在し、エネルギー源となっています。デンプンやセルロースといった糖類の構成成分で、デンプンを加水分解することで得ることができます。
グルコースは、水に溶かすとエーテル結合機部分が切れ、環状構造から鎖状構造に変わります。その際、「ーCHO」のアルデヒド基(ホルミル基)が生じるため、グルコースは還元性を示します。そのため銀鏡反応やフェーリング反応を示すことになります。
単糖類の中には、他に「フルクトース(果糖)」もあります。こちらは六員環構造になりますが、水に溶けると一部が「-CO」ケトン基をもつ五員環の鎖状構造に変化していきます。このフルクトースは、六員環構造と五員環構造の2種類を覚える必要があります。
そして、「ガラクトース」
βーグルコースに非常に似た構造のため、よく勘違いしてしまう受験生が多いのがこのガラクトース。構造式中に、グルコースと同じくヘアセタール構造をもつため、水溶液中でアルデヒド基が生じます。
衣替え
本日から10月。
学生たちは今日から衣替えです。
台風が接近していますが、また明日からしばらく晴れる模様で天気予報では気温も25度付近までになる日もあるようです。
コロナの感染者数も減少傾向が見られ、各高校の修学旅行も来週から少しずつ実施される見通しで来週は篠ノ井高校と、長野吉田高校が近県への修学旅行へ出かけてくるそうです。
ほうき草(コキア)
夏も終わり、季節は秋模様。
時習館高等部の駐車場入り口の花壇に植えていた向日葵もその役目を終え、新しく「ほうき草(コキア)」を植えてみました。約1000年ほど前に中国から日本に伝わったそうで、刈り取った枝で「ほうき」を作ったことから「ほうき草」とも呼ばれています。秋になると全体が赤色に染まるのがその特徴で、今回は花壇に5株植えてみましたが、5株ともすでに赤くなり始めています。駐車場入り口の良い目印になればいいですかね。
修学旅行
今週は屋代高校、再来週は篠ノ井高校のテストと、この時期各高校では学校試験のシーズン。
そして2年生にとっては、例年楽しみなのが「修学旅行」
コロナが流行する前は「沖縄」への修学旅行が定番でしたが、コロナ禍の中、各高校では修学旅行先の変更を余儀なくされ「諏訪」や「安曇野」、「岐阜」といった近隣地域への修学旅行に今年はなるそうです。
とある高校では「富士急ハイランド」の予定だったそうですが、例の事故の影響もあり中止または場所が変更になったようです。
いづれにせよコロナ流行が落ち着き、また沖縄旅行が定番の修学旅行になるのは来年以降になりそうです。
layout
高校数学の問題では、「図」を描く場面が多々あります。
その図を描く場所ですが、数学が苦手な生徒たちのほとんどが左上に小さく図を描く傾向が強いように思います。
一方、数学がそこそこ出来る生徒の多くは、図を白紙の右上に大きく描いています。
実際のところ、図を描く場所は解答スペースのどこが最適なのか。
数学の解答作成上、特に計算式は基本的には左上から下に向かって記入していきます。
下まで行って各場所がなくなったら右上のスペースからまた下に向かって記入していきます。
その点を考えれば、計算式の邪魔にならない右上がベストでしょう。
また図の大きさも、後ほど数値情報を付け足して記入してくことも踏まえ、図はやや大きめに描いておくのが良いです。さらに、辺の長さと辺の比率を区別するときは、比率は数字に〇を付けて長さと比率を区別できるようにするもポイント。
百聞一見に如かず
図を描くのはどの場所が適切なのかは、手元にある教科書や問題集などの解答解説が良い参考になります。
数学が苦手な人は、とりあえず図を描く場所や図の大きさに気を配ってみてはいかがでしょうか。
季節は秋
9月になり、夏の暑さが嘘のように肌寒い今日。季節は秋に突入ですかね。
ちなみに本日9月1日は、9(キュウ)1(イ)という語呂合わせから「キウイ」の日だそうです。
日本で食されているキウイの約9割がニュージーランド産とのことで、ビタミンCが豊富なキウイ。
ニュージーランドでは、キウイの皮を剥かずにそのまま食べるらしいです。
なんでも果実と皮の間に一番栄養があるらかららしいです。
キウイの果実色は、緑と黄色と2色ありますが黄色の方が若干ビタミンCが豊富との情報を耳にしたので今度キウイを購入する際は黄色のキウイにしてみたいと思います。
さて、夏期講習が無事に終わり先週から2学期授業が始まっています。
コロナ拡大の影響もあり、高校では1年2年生が分散登校+オンライン授業となっているところも多く学校授業も例年同様に進んでいかないようです。そのため9月の定期考査は試験範囲が狭まるとの話も聞きました。
いずれにしても9月下旬の試験まで残り3週間ほど。試験対策をそろそろしておかないといけないですね。
学力≒美文字
長年、生徒たちがノートなどに書く途中式を見ていると「学力≒字の丁寧さ」だと改めて思います。
経験上、字が汚い生徒、癖が強い字を書く生徒のほとんどが数学を苦手にしており、ケアレスミスが非常に多いと感じます。
例えば、分数計算ができない、掛け算ミスがある、約分の間違い、符号の付け間違いなどなど。
こういったケアレスミスは、数学が出来る出来ない以前の問題で、小学校時代どれだけ注意しながら「字」を書いてきたかが要因になっているようにも思えます。
(高校生ではその癖が身に付いてしまっているため、なかなか字の汚さを改善していくことは困難なことです)
自分で書いた「0」と「6」の見間違いや、「=」記号と「-」記号の位置が近すぎて符号計算のミスなど、本当に初歩的なミスなんですが、それが原因で計算が遅くなってしまったり、自分で何を計算しているのか分からなくなってしまう生徒が大抵数学を苦手科目にしてしまいます。また、大抵そういった生徒は途中式を書くことさえ面倒で、頭の中で暗算してしまったり、2つもしくは3つの計算作業(例えば、方程式において両辺を2で割って、移項してから符号を変えるなど)をまとめて一つの式で済まそうとして、結果自分でミスを誘発してしまっています。
普段の授業でも良く生徒へはアドバイスしていますが、ケアレスミスを防ぐ手段の一つは「丁寧さ」
途中式を丁寧に書くことを意識するだけでもかなりのミスは減らせます。
数学が苦手な高校生は、今一度、自分の字が丁寧に書けているか確認してみて下さい。
カブトムシ
夏になり、息子たちと早起きをしてカブトムシ探しをしています。
自宅近くの山ではクワガタしか見つけられず、息子たちと「カブトムシはレアだからなぁー」とか「虫の王様だからすぐに見つからないんだよー」など話していたところ
昨日ようやくカブトムシを捕まえられ、子どもたちは大喜び。
家に帰ってから早速昆虫ゼリーをあげて、ずっと飼育ケースの中のカブトムシを観察していました。
今朝も早く起きてカブトムシ観察。
ちなみに静かなカブトムシが鳴くのには少し驚きました。
カブトムシにもいろいろな種類がありますが、子どもの頃好きだったのが「ヘラクレスオオカブト」
その名の通り、巨大な体と巨大な角を持っているカブトムシですが、残念ながら生息地域が南米アメリカなので日本で捕まえることはできません。
今は便利な世の中になり、ネット通販で購入することも出来ますが、その金額は30,000円ほど。
まぁー、もちろん買えません。