異例の長野日大高校入試

長野日大高校の本年の募集定員は320名です。このうち75名分は「内進生」と呼ばれる附属中からの進学生ですので、外部からの募集は245名程度です。今年はこの外部募集に「異変」が起きているようです。

例年長野日大高校は、この外部募集定員の約8~9割程度を「学校長推薦」で受け入れています。したがって「併願」としての受け入れ枠は30~40人程度です。ここに例年約400人ほどの併願受験者が受けますので、見かけの競争倍率は10倍程度になります。

しかしながら、この併願者のうちの多くは公立高校(長野高校など)に合格してしまうため、公立高校の方に進学します。したがって、長野日大はそのことも含めて併願の『合格者』を募集定員より多めに出しています。まあ実質的な倍率は2倍以下と考えて良いでしょう。

例年、長野日大高校の併願として一番多いのは長野高校ですが、屋代高校や上田高校と併願する生徒もいました。長野日大側も説明会などで『屋代や上田を受ける予定の方もぜひ併願してください』といった言い方を昨年まではしていました。

ところが今年、各中学校へ日大側から「併願者用の定員が非常に少なくなっており『すべり止め』受験予定者には注意してほしい」という内容の連絡がきたようです。正確な数値は現段階では不明ですが、どうやら学校長推薦関係で外部募集定員のほとんどを受け入れたようなのです。

したがって屋代や上田を志望する生徒が日大併願を回避し始めており、長野を志望する場合でも他校と複数併願するケースが出てきています。また、長野日大を「専願」で受験しようと考えていた生徒にとっては厳しい状況になったといえるでしょう。引き続き日大受験予定の皆さんは中学校や塾の先生と連絡を密にして受験戦略を考える必要があるかもしれません。