清泉中受験情報

清泉女学院中の入試が近づいてきました。そこで、清泉中入試突破のポイントをいくつか述べたいと思います。

①合否の分かれ目は「理社」・・・清泉中は算国理社がすべて100点の400点満点入試です。このうち算国は比較的オーソドックスな出題で、塾などで学習している生徒たちは同じような結果になりやすい問題でもあります。すると合否に直結するのは理社となります。理社の問題は年々難化傾向にあり、差がつきやすい内容です。特に理科はクセのある問題が出ています。ある程度過去問を参考にして出題分野を絞り込んで学習しておくと良いでしょう。社会の場合は公民がかならず出題される点に注意しましょう。

②面接はそれほど重要ではないが・・・清泉中は親子面接が課せられます。親子別々で各10~15分程度の面接が実施されます。かなり重視している印象ですが、実のところよほどのことがない限り、面接によって合否がくつがえるようなことはまずないと考えて構いません。ただし、1点だけ注意。それは「カトリックに対する理解」です。当然ですがミッションスクールですから宗教的な「授業」「行事」があります。そうしたものを拒否することは出来ません。その確認がこの面接であります。まあ洗礼受けて信者になれ、などということはありませんので一般的なご家庭でしたら特に問題ないかと思います。

③難易度は競争倍率による・・・清泉中は志願倍率が年によって異なり、実際問題として志願者が少ない年は合格点もわりと低めのようです。目安として、定員(35名)の1.5倍を越すかどうかが難易度にも影響すると考えておくとよいでしょう。もちろん、競争倍率が低いからといって「最低基準」に到達していなければ合格しないのは言うまでもありません。なお清泉側は得点率60%をひとつの目安と考えているようです。

今年、中高一貫の1期生が大学受験します。その結果によっては来年以降の人気が変化する可能性があります。その意味でも注目していきたい学校の1つと言えるでしょう。受験生の皆さん、ぜひ頑張ってください。