数学 解答の表し方

数学の問題を解かせると、
例えば方程式の計算問題で

9 x – 14 = – 2 x
-14 = – 7 x
2 = x

と、表示する生徒がたまにいる
確かに間違っていないが、採点する側からすると
採点しにくく、解答としてはあまりしっくりこない

本来、この問題の主語は「x」なので
表示としては「x=」と書くべき

例えば、上の問題ならば

9 x – 14 = – 2 x
  7 x = 14
   x = 2

の方が、解答として見やすく
自習等でも答え合わせしやすい

また不等式においても
xが左辺か右辺かによって
範囲が分かりにくくなってしまう

9 x – 14 < – 2 x
  -14 < – 7 x
   2 > x

の表示よりも、

9 x – 14 < – 2 x
  7 x < 14
   x < 2

の方が、xの範囲も分かりやすく
数直線上にも範囲を描きやすい

教科書には、解答の表示方法の説明は
特に記載されていませんが
より効率よく学習を進めるためにも
可能な限り「見やすい解答表示」を心掛けたいものです