高校化学 「分子量」と「式量」
高校化学の学習初期に
原子量
分子量
式量
という用語が出てきます
原子量とは、簡潔に言えばある一定のまとまりを作った時の重さのことです
なお、原子量は問題文等に記入してあるので特に覚える必要はありませんが、
代表的なものだけ覚えておくと、計算がよりスピーディーになります
また、分子量は原子量の総和になります
例えば、
水素の原子量は、1.0
酸素の原子量は、16
このことから、水分子(H2O)の分子量は
1.0 × 2 + 16 = 18
になります
式量も、分子量と同じく原子量の総和になります
例えば、
ナトリウムの原子量は、23
酸素の原子量は、16
水素の原子量が、1.0
水酸化ナトリウム(NaOH)の式量は
23 + 16 + 1.0 = 40
となります。
計算方法はどちらも同じく、「原子量の総和」になります
分子式で表示されるものは、「分子量」
組成式で表示されるものは、「式量」
単純に、呼び名が変わるだけです
ちなみに、分子式と組成式の違いは
金属元素を持たない ⇒ 分子式
金属元素を持つ ⇒ 組成式
というように、とりあえず最初は簡単に覚えてしまっても構いません
