◆本気で学ぶ時習館!◆

数学講評 区切り線

【出題形式】

・例年通り大問4問構成
・総設問数は昨年より1問減って32問
・作図は今年も出題
・記述説明は昨年と同様の5問計17点出題
・記号選択問題は昨年と同様5問出題
・証明は「相似証明」で配点は昨年より減って4点

【難易度予想】

・昨年とほぼ同じか、やや易化した印象
・平均点予想→50~52点前後

【講評】

ここ数年の出題傾向を踏まえた「思考力・記述重視」の出題です。洋菓子や折り鶴、池の水など身近なテーマを題材にしつつ、数学的な思考を重視する内容になっています。ここ数年で他教科に比べて平均点が低い科目ですが、昨年に続き選択問題や誘導形式にするなど難易度調整をしています。それでも扱っている内容が思考力系の問題のため、普段から計算など単純な問題ばかり取り組んでいては高得点は望めません。特に問3の水槽タイプの関数問題は苦しんだ受験生も多いでしょう。一方思考力問題が得意な生徒にとっては過去問よりも易しく感じたでしょう。上位校狙いの生徒では、あまり差がつきにくい内容だったかもしれません。得点分布は昨年同様M型になっていくと思われます。